人類普遍の法則 2016 11 23 Labor Thanksgiving Day

 税率が高いと、人々は節税に励む。
これは、人類普遍の法則です。
 経済活動にとって適正な税率がどのくらいなのか、
つまり、経済を過熱させることもなく、
経済を阻害させることもない「中立的な税率」が、
どのくらいなのかわかりませんが、
議論ばかりで何もしないよりは、実験的にやってみる価値はあります。
 昔、アメリカでは、「Laffer Curve」(ラッファー曲線)というものが議論されました。
ラッファー曲線とは、最適な税率に設定することにより、
政府は最大の税収を得られるということを示すために、
経済学者アーサー・ラッファーによって提唱され、
ウォールストリート・ジャーナル記者ジュード・ワニスキーによって広められた。
 0%と100%の両極端な税率では、政府は税収を得ることができない。
0%では当然税収はゼロであるし、100%では勤労する意欲がなくなるからである。
従って、0%-100%のうちのどこかに、最大の税収を得られる税率があるとする。
(ウィキペディアから引用)
 税率を上げれば税収が増えると考えるのは、役人の発想です。
商人は、こういう発想はしません。
つまり、もっと儲けたいから販売価格を上げると考える商人はいません。
 販売価格を上げたら、常連客は他店に流出するでしょう。
これは、税率が高いので、企業が国外に流出するのと同じようなものです。
 もっと儲けたいから販売価格を下げると考えるのが商人でしょう。
そうすると、お客が喜ぶ上に、店主も最終的には喜ぶことになります。
つまり、常連客が増えるからです。
 もちろん、販売価格を下げすぎると、赤字になります。
どのくらいが適正価格なのか、商人にとっては、悩みどころです。
 もう一度書きますが、
税率が高いと、人々は節税に励む。
これは、人類普遍の法則です。















































































































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